先日、始めて友人の結婚式に参加しました。
あの空間苦手です。こっぱずかしくなるというかなんというか。。
決して祝福の気持ちがないわけではないのですが、あの手の格式ばった雰囲気がどうもダメです。

つーわけで『検索は、するな』を読んだ。
検索は、するな。
検索は、するな。安田 佳生

サンマーク出版 2009-04-13
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口当たりのいいことばかりが書いてあるか、ひとまず常識の逆を言うかばかりのビジネス書の中でこの著者の話はすごくおもしろい。
『私が結婚式でぐっとこない理由。まず、大きな要因として、主役のうちどちらか片方しかしらないことがある。とはいえ、二人とも知っていても、「へぇ、そうなんだ」くらいにしか思えない。』とか誰も味方にしない発言しちゃうところなんてすごく素敵。
この本の主張はただひとつ。
自分の頭で考えろ
とにかく考えろ

というもの。
検索してすぐ答えを出してしまう前に、少し自分の頭で考えてみては?って感じでしょうか。

みんなで一緒に考えようというのは、一見するといいことのように思えるが、こればかりを繰り返していると、自分の頭ではなく他人の頭を頼るクセがついてしまう。
「みんなはどう思いますか?」
「みんなの意見をまとめましょう」
打ち合わせでよく耳にする言葉だが、これは自分の頭を使っていない人の台詞だ。
人の頭を当てにして仕事をしている限り、自分の頭は働かない。(P26)
「こだわり」は、窮屈なくらいでないと価値がないと思っているからだ。
私も昔は敷居の高い店を避け、入りやすい店に通っていた。
それが、あえて敷居の高い店へ行くようになったのは、あるとき「そういう店選びはよくない、敷居が高いと感じる店へ行って、そこに慣れろ」と教えられたからだ。
そうして何度か居心地の悪い思いをしながらも通っていると、何にこだわっている店なのか、何をやってはいけないのかがわかるようになり、どれほど敷居の高い店へも入っていけるようになった。・・・・居心地のいい居酒屋ばかり行っていたのでは、人生はレベルアップしない。(P67)
大して才能などなくても、真剣な思考の時間を積み重ねれば、頭はどんどんよくなっていく。(P89)
成長していくためには、100%受け入れることが大事であると同時に、100%疑ってみることが必要だ。(P100)
だからだから私は、常に「言ったことは伝わらない」ということを前提にものごとを考えるようにしている。(P138)
感情を垂れ流してはいけない。
正直なところ、泣いている彼らを見ていると、そんなに感情のキャパシティが小さくてこれからどうするんだと心配になる.(P147)
好きは損を越えることができるが、得が嫌いを超えることはできないということだ。(P164)