才能がある人はどんな人なのか?

つーわけで『COURRiERJAPON3月号』を読んだ。
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 03月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 03月号 [雑誌]

講談社 2011-01-25
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『最新科学が迫る成功の秘訣「才能がある人」はここが違う』が特集。
この雑誌コストパフォーマンスがすごくいいと思います。自分の興味がない記事もなかなか読み応えがあって、情報人になっている感覚が味わえます。

―エリートを生む「1万時間の法則」
「1万時間の法則」とは、なにごとを極めるにも、1万時間はかかるという法則だ。この法則を広めた心理学者のK・アンダース・エリクソンは、スポーツを含むあらゆる分野でプロとアマチュアを分けるのは、才能ではなく、5000時間から3万時間に及ぶ計画的な訓練だと主張する。(P26)
今すぐ始めても大変なわけですね。
―収入差の40%は遺伝的要因?
遺伝子は職業の選択、転職の頻度、仕事にかける情熱、仕事での能力にも影響を及ぼしているという。なんと給与の額もDNAに関係しており、収差の約40%は遺伝学的に説明できるそうだ。(P29)
仕方ないことなんだろうけど、生まれたときに多くのことが決まっているっていう考え方ってなんかつまらないですよね。
―「脳トレ」より効く6つのヒント今日から始める記憶力UP法
楽器の演奏を練習すれば脳の構造まで発達する
明るい太陽光を浴びれば脳のあらゆるパフォーマンスが向上
適度なランニングを続ければ脳の機能は改善される
集中して静かに瞑想するだけでその後の記憶力は格段に上昇(P30)

知能研究はおそらく、科学の世界で最も議論が激しい分野といえる。なぜなら、「知能」という言葉の厳密な定義が、存在しないからだ。(P42)

”つぶやき”では革命は起こせない/ニューヨーカー、マルコム・グラッドウェル
SNSは弱いつながりの力を引き出すことに威力を持つ。
だが、「弱い絆」からハイリスクの社会運動が生まれることはほとんどない(P50)
フェイスブック流の社会運動が成功するのは、「多大なる犠牲を払ってもいいから、その運動に参加しよう」というモチベーションを人々に与えるからではない。むしろ、そうした大きな犠牲を払うのはいやだという人に対し、さほどのモチベーションがなくてもできることに取り組もう、といったことを薦めるのだ。グリーンズボロのランチカウンターでの出来事とは大きな懸隔がある。(P50)
まあそうだよな。自分よければ・・の人が良くも悪くも大多数なわけだし。
財政再建という名のものと、英国では1月4日から付加価値税の表従税率が17.5%から20%に引き上げられた。(P60)
日本もやるしかないね。
―アップルやMSが協力して創った「HTML5」って何?
近い将来、何十ものアプリをダウンロードする必要はなくなるだろう。ブラウザというたったひとつのプログラムが、パソコンでもモバイル機器でも、スムーズで満ち足りたユーザー体験を提供できるようになるからだ。(P91)
「ウェブとアプリの2つで事業を経営しているとしたら、ウェブを使った事業の方が大きく成長するのは当然です」「世の中には気のきいたアプリはたくさんありますが、彼らがアマゾンやイーベイになることはないでしょうから」(P91)
どんどん簡易になりながらも、プログラミングは確実に残るって事。
―世界が見たNIPPON
日本の今年の国家予算を家計に喩えると、年収400万円の家庭が440万円借金をし、さらに6600万円以上のローンを抱えているという、絶望的な状況が浮かび上がる。いつ破産し、路頭に迷うようなことになっても、けっしておかしくない・・・。
アイリッシュ・タイムズ
「日本は人口が減少し、高齢化が進んでいるが、アイルランドは若い世代が多く、人口が増加している。今の傾向が続けば、日本は人口構成の大きな変化によってさらに景気が悪化するかもしれない。(P100)
森巣博
年間169兆6000億円を濃す新規の借金を重ねる国家が破産しないと考える方が、ずっと不思議だと思うのだがな(笑)。それでも日本国は破綻しないと主張したいのであれば、是非その根拠を示していただきたい。(P106)
でも個人単位での対策はないらしいです。