ぶっとんだ衣装で話題のレディガガですが、この人インタビューを読むとすごくちゃんとしてる人なんですよね。しかも、まだ若い。。
この人がこのファッションで社会に何をアピールしているのかは凡人の僕には一切わかりませんが、魅力的な人であるということはよくわかります。

つーわけで『クーリエ・ジャポン8月号』を読んだ。
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 08月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 08月号 [雑誌]

講談社 2011-06-25
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特集は『”危機”に勝つ人はこう考える世界に学ぶ「リーダーの条件」』
「分類不可能の”モンスター”レディー・ガガに魅せられて」と「スティーブ・ジョブズの衝撃的「アップル操縦法」の記事が興味深い。

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「分類不可能の”モンスター”レディー・ガガに魅せられて」
イギリスの俳優・作家スティーブン・フライのフィナンシャルタイムズでのインタビュー記事。
世界各地のレディー・ガガのファンのことをリトルモンスターと呼ぶそうです。すごいな完全にモンスターなんですね。
「大事なのは、私には伝えるメッセージがあること。そして、そのために死ぬまで闘うことだから」
歌に込めたメッセージや、自由と自己実現を求める発言、米軍の同性愛公言禁止規則への反対声明、社会的弱者へのサポート・・・。それらを所詮は金儲けの手段に過ぎないと批判する人には、ガガが金儲けばかりを考えているわけではないと言っておきたい。・・・・・・09年から始まった世界ツアー「モンスター・ボール」は音楽史上有数の成功を収めた。だが同時にレディー・ガガは破産状態にも陥ったのだ。
正直言ってお金なんてどうでもいいの。大きな買い物をしたことなんてこれまでに2回だけ。ひとつは両親の記念日に贈ったロールスロイス。もうひとつは、父の人口心臓弁。それ以外のお金はすべてショーに費やしてきたの。
「アーティストとして生きる喜びというのは、夢が決して終わらないという点よ。私は物欲がないし、お金なんてどうでもいいと思っている。世間にどう見られるかも気にしてない。大事なのはファンから愛されること。だから私にとって重要なのは、アーティストとしてどれだけ人生を捧げられるか、どれだけ進歩できるかということなのよ」
そして彼女は自分の左腕に彫り込んだリケルの詩を口にした。「夜の最も静かな時刻に、あなたが書かずにいられない根拠を深く探ってください。それがあなたの心の最も深いところに根を張っているかどうかを調べてごらんなさい。もしもあなたが書くことを止められたら、死ななければならないかどうか。その答えを自分自身に告白してください」
すごい素敵だ。金なんてどうでもいいという言葉をここまで嘘っぽくなく発言できるアーティストが他にいるだろうか。大衆からファンを獲得するために、政治的な立場を明言せず、社会批判も行わず、今日何を食べましたーというあたりさわりのないブログを更新する日本の歌手。それが悪いとは思わないし、それは日本だけではないのだろうけれど、是非は別にしてもっともっと自分の思想を表現するアーティストが現れてもいんじゃないかなと思います。
まあ、テレビの影響力が薄れ、フェースブックのファンページなどネットを使かってファンを獲得していく社会になれば、大衆に向けてという売り方はできなくなっていくだろうとは思いますが。

「妥協なき決断から人心掌握術までS・ジョブズの”アップル操縦法”」
いやあすごいですよ。きつすぎるだろこの職場と。
ブリッジウォーターの話もおもしろかったので、本雑誌を読む機会があれば併せてぜひ。

「ウィキペディアが大学と提携へ記事の執筆が学生の宿題に!?」
ウィキペディアが信頼性の低いものではなくなる日もすぐそこ?

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