ネットビジネスで生計をたてています。
そう聞くとなんやらいかがわしい臭いを感じる。
それが現代では古臭い考えだということは十二分に把握しているし、
自分自身強烈に興味があるのにだ。
決して楽して儲けやがってこのやろう的な考え方はないのだけれど、
どうしても知らない人に上手いこと言って金を使わせるというイメージがある。
アフィリエイトなどで稼いでいる人たちも、きちんと稼げている人たちは早く始めた人か、頭のいい人だろうし、それはそれ以外の仕事であるパターンと何も変わらない。
それはわかっているのだが、どうも胡散臭い。
何となく手に取った本の著者が、読み始めるとネットビジネスで生計を立てている人ということも多くなった。
つーわけで『1%の人だけがやっている会社に「使われない人」になる30のヒント』を読んだ。
会社に使われていない人になれば、どこでどんな仕事をしてもうまくいく!誰でもなれる使われない人になるためのヒントを教えよう・・・という本。
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著者はネットビジネス講座を開き、5000人を指導してきたというトップアフィリエイトトレーナーです。
だからといって、本書はネットビジネスの手法というものではなく、著者がこれまで指導してきた受講生を見ていて感じた、会社に「使われる人」と「使われない人」の話になっています。
『3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由』 もそうでしたが、内容は極めてまとまったビジネス書で良書になっています。
本書も著者の人柄の良さがにじみ出ているうえ、自分の行動を見なおさせてくれる、いわゆるためになる内容になっています。
それだけに、例のごとく著者名でGoogle検索をしたときの、詐欺という言葉にすごく違和感を覚えます。
門外漢の私には著者がどういう存在で、どのようにして稼いでいるかは知りませんが、本書から溢れ出ているいい人感とのギャップがすごいです。
本書内にある、ネットビジネスもそれ以外の職と一緒で簡単に稼げるわけではないし、目先の利益追うだけじゃダメで遠回りも大切で、コミュニケーション能力はいるよ、という主張と、ネット上にある「スマホ画面を1日3回タップするだけで、初心者でも100%確実に稼がせる夢のプロジェクト。」文字とのギャップ。
ギャップ半端ないです。ギャップがある人はモテるといいますが、そういう意味では著者モテるでしょうね。しかもものすごく。
もちろん、ネット上のもろもろは著者の意図とは違うのだろうと思います。本書内でも高額の授業料を払いながら、その後きちんと儲けられる受講生は1割だとありますし、残りの9割の人が詐欺だー詐欺だーという画は安易に浮かびます。
まあ実際はどうなのかわかりませんが、本書はそれなりに参考になるものになっているとは思います。
30のヒントのうちいくつかを紹介します。
会社に使われない人になるためには、どんなに狭い分野、小さなことでもいいから一番になることが重要です。
1番と2番の差ははてしないというものです。その差が使われる人、使われない人の差になるということです。
1番を取った経験からしか見えてこないものがあり、トップに立つ心地よさを体験的に知っている人が、会社に使われず仕事ができる人の大きな特徴なのだそうです。
著者は、成功する秘訣は自分の仕事が好きで好きで仕方がないかということに尽きると言い切ります。
その場を楽しくしよう、関わる人を楽しませようということに徹することの大事さが繰り返し説かれています。
本書の柱は
全ての責任を自分で被る覚悟を持っているか?
ということだと読みました。
上記以外の使われない人になるためのヒント。ビジネスの基礎体力を鍛えること、先行投資の必要性、すぐやること、そして楽しんで働けるか否かなどなども全ては、他人、環境のせいにせずに自ら考えて働けているかということに集約されそうです。
全ての責任を自分で持つというのは、こういういわゆる講師の立場で、人にモノを教えている人はなかなか言えないことだと思います。
「ビジネスで成功できない人は言い訳が多い」「受講生で実際にネットビジネスで成功する人は何割くらいですか?と聞いてくる人は雇われ人マインドの持ち主」「稼げなかった時に自分が工夫できなかったと思えない」といった件があるのですが、悪くとると、結果でなくても俺のせいにすんじゃねーよ!という責任逃れにも受取れてしまうからです。
著者も認める高額の受講料を取り、それでありながらこれを言ってしまう、自信おそるべしといったところでしょうか。
ただ、そんなことを言いながらも、本書内に他人のことを考える真摯さが見えるのも事実で、そこが信用を得て結果を残せる人なのだろうと強く思いました。
ネットビジネスの話が多いので、現在ネットビジネスをやりながらも思ったように稼げていない人におススメします。
すぐやること。
それが使われない人になるための最初の関門です。(P78)
あなたはライバルと呼べる人がいますか?
じつは、会社に使われない人には、必ずライバルがいます。(P102)
結果が得られないのなら投資したお金がもったいないという考え方は、ビジネスで失敗する人の典型だとがっかりしてしまいます。(P121)
真似をするのは悪いことではないというのが、会社に使われない人の考え方です。(P143)
情報でもノウハウでも、自分が何かを求めようとするなら、まずは誰かのために動くことが大切です。(P161)
そう聞くとなんやらいかがわしい臭いを感じる。
それが現代では古臭い考えだということは十二分に把握しているし、
自分自身強烈に興味があるのにだ。
決して楽して儲けやがってこのやろう的な考え方はないのだけれど、
どうしても知らない人に上手いこと言って金を使わせるというイメージがある。
アフィリエイトなどで稼いでいる人たちも、きちんと稼げている人たちは早く始めた人か、頭のいい人だろうし、それはそれ以外の仕事であるパターンと何も変わらない。
それはわかっているのだが、どうも胡散臭い。
何となく手に取った本の著者が、読み始めるとネットビジネスで生計を立てている人ということも多くなった。
つーわけで『1%の人だけがやっている会社に「使われない人」になる30のヒント』を読んだ。
1%の人だけがやっている 会社に「使われない人」になる30のヒント 渡辺 雅典 講談社 2013-11-29 売り上げランキング : 205293 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
会社に使われていない人になれば、どこでどんな仕事をしてもうまくいく!誰でもなれる使われない人になるためのヒントを教えよう・・・という本。
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著者はネットビジネス講座を開き、5000人を指導してきたというトップアフィリエイトトレーナーです。
だからといって、本書はネットビジネスの手法というものではなく、著者がこれまで指導してきた受講生を見ていて感じた、会社に「使われる人」と「使われない人」の話になっています。
『3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由』 もそうでしたが、内容は極めてまとまったビジネス書で良書になっています。
本書も著者の人柄の良さがにじみ出ているうえ、自分の行動を見なおさせてくれる、いわゆるためになる内容になっています。
それだけに、例のごとく著者名でGoogle検索をしたときの、詐欺という言葉にすごく違和感を覚えます。
門外漢の私には著者がどういう存在で、どのようにして稼いでいるかは知りませんが、本書から溢れ出ているいい人感とのギャップがすごいです。
本書内にある、ネットビジネスもそれ以外の職と一緒で簡単に稼げるわけではないし、目先の利益追うだけじゃダメで遠回りも大切で、コミュニケーション能力はいるよ、という主張と、ネット上にある「スマホ画面を1日3回タップするだけで、初心者でも100%確実に稼がせる夢のプロジェクト。」文字とのギャップ。
ギャップ半端ないです。ギャップがある人はモテるといいますが、そういう意味では著者モテるでしょうね。しかもものすごく。
もちろん、ネット上のもろもろは著者の意図とは違うのだろうと思います。本書内でも高額の授業料を払いながら、その後きちんと儲けられる受講生は1割だとありますし、残りの9割の人が詐欺だー詐欺だーという画は安易に浮かびます。
まあ実際はどうなのかわかりませんが、本書はそれなりに参考になるものになっているとは思います。
30のヒントのうちいくつかを紹介します。
どんなことでおいいから一番になってみよう
会社に使われない人になるためには、どんなに狭い分野、小さなことでもいいから一番になることが重要です。
1番と2番の差ははてしないというものです。その差が使われる人、使われない人の差になるということです。
1番を取った経験からしか見えてこないものがあり、トップに立つ心地よさを体験的に知っている人が、会社に使われず仕事ができる人の大きな特徴なのだそうです。
どんな人が仕事ができるのか、つまり、会社に使われないのか?
そのたびに、私はこう答えます。
「どんなものでもいいから、1番になったことのある人ですね」(P38)
楽しんで働こう
著者は、成功する秘訣は自分の仕事が好きで好きで仕方がないかということに尽きると言い切ります。
その場を楽しくしよう、関わる人を楽しませようということに徹することの大事さが繰り返し説かれています。
自分が有名になったりビジネスを成功させたりする結果よりも、その場のみんなが幸せに、楽しい時間を持てることをモチベーションにできる。そんな人こそ、会社に使われない人になれるのだと思います。(P56)会社に使われない人には人が集まってくるという特徴も挙げられているのですが、これも結局は楽しんで仕事をしている人に人が集まるということだと思います。
まとめ
本書の柱は
全ての責任を自分で被る覚悟を持っているか?
ということだと読みました。
上記以外の使われない人になるためのヒント。ビジネスの基礎体力を鍛えること、先行投資の必要性、すぐやること、そして楽しんで働けるか否かなどなども全ては、他人、環境のせいにせずに自ら考えて働けているかということに集約されそうです。
全ての責任を自分で持つというのは、こういういわゆる講師の立場で、人にモノを教えている人はなかなか言えないことだと思います。
「ビジネスで成功できない人は言い訳が多い」「受講生で実際にネットビジネスで成功する人は何割くらいですか?と聞いてくる人は雇われ人マインドの持ち主」「稼げなかった時に自分が工夫できなかったと思えない」といった件があるのですが、悪くとると、結果でなくても俺のせいにすんじゃねーよ!という責任逃れにも受取れてしまうからです。
著者も認める高額の受講料を取り、それでありながらこれを言ってしまう、自信おそるべしといったところでしょうか。
ただ、そんなことを言いながらも、本書内に他人のことを考える真摯さが見えるのも事実で、そこが信用を得て結果を残せる人なのだろうと強く思いました。
ネットビジネスの話が多いので、現在ネットビジネスをやりながらも思ったように稼げていない人におススメします。
本当に稼いでいる人は決してお金の話はしないのです。と言いながら、本書の本編1文目が、『誰もが会社に「使われない人」になって、「稼げる人」になれる―。』で始めたのは失敗かな(笑)
自分が向かっているビジョンや、手がけている事業の話は出ても、それによっていくら儲かるとか、どうしたらもっと稼げるとかいった話は出てきません。(P69)
1%の人だけがやっている 会社に「使われない人」になる30のヒント | |
渡辺 雅典 講談社 2013-11-29 売り上げランキング : 205293 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
本書より
すぐやること。
それが使われない人になるための最初の関門です。(P78)
あなたはライバルと呼べる人がいますか?
じつは、会社に使われない人には、必ずライバルがいます。(P102)
結果が得られないのなら投資したお金がもったいないという考え方は、ビジネスで失敗する人の典型だとがっかりしてしまいます。(P121)
真似をするのは悪いことではないというのが、会社に使われない人の考え方です。(P143)
情報でもノウハウでも、自分が何かを求めようとするなら、まずは誰かのために動くことが大切です。(P161)