結局9月も旅行三昧。

もうさすがにお金がない。

というわけで、10月はまた読書生活にもどろう。

9月にブログに載せていなくて読書メーターに感想書いたもののまとめ。

9月は即実践したい内容の本が複数冊。『誰でもできる! 「睡眠の法則」超活用法』と『腹筋を割る技術』
共に内容は既存の同テーマの書物と大きくは違はないけれど、即実践したい書き方がされていた。
この2冊は後日書くことにしよう。

9月でいちばんおもしろかったのは『スタッキング可能』
スタッキング可能
スタッキング可能松田 青子

河出書房新社 2013-01-18
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英子の森 工場 狼少女たちの聖ルーシー寮 三姉妹とその友達 問いのない答え

小説で面白いのは久しぶり。
歳をとって根気がなくなったのか、まとめて読む時間がなくなったからか、読み始めても途中でやめてしまうことが多くなっていた小説を、久々に最後まで読んだような気がする。
単に短編だったからかも・・。
とはいえ、『第4回 Twitter文学賞 国内篇 第1位』『キノベス!2014 3位』のライトな賞と、しっかりした作品が選ばれる賞と両方で評価されているのがわかる名作だった。
みんなが自分が特別だと思っているけど、みんなスタッキング可能なんだぜというもの。
読みやすい平易な言葉が選ばれているのに、しっかり練られた作品で、他の作品も読んでみたいと思わせられる作品だった。

2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:7002ページ
ナイス数:54ナイス

9割の人が間違っている化粧品「効きめ」の真実9割の人が間違っている化粧品「効きめ」の真実感想
化粧品と医薬部外品と医薬品の違いから、化粧品の使い方まで何をおススメするわけでもなく、フラットな分析がなされていて、男でも参考になる。
結論としては男女ともに肌の手入れは必要で、メーカー指示の量を指示の手順で使うのが良い。どの商品を使うかは自分の肌に合うか否かというもの。
化粧品の原価は数十円といわれても、メーカーが反論しないのは、薬事法で化粧品は効かないことになっているから、という話は興味深い。
『”人体に対して使用するもので、作用が緩やかなもの”が法律による化粧品の定義です。(P130)』
読了日:9月30日 著者:近藤須雅子
強いチームをつくる!  リーダーの心得 (アスカビジネス)強いチームをつくる! リーダーの心得 (アスカビジネス)感想
リーダーには資質は無関係でルールやセオリーを実践すればよいとする本。
「わかりにくい」と思われた時点で、リーダーは終わり。忙しくなればなるほど「雑談」が必要になる等々、納得がいきためになる話が多かった。
PAスタッフを使うリーダーには参考にならないところもあるように思ったが、部下が社員であれば参考になるセオリーばかり。
『部下の能力を嘆くということは、自分の能力不足を言い訳にしているのと等しいわけです。(P43)』
読了日:9月29日 著者:伊庭正康
誰でもできる! 「睡眠の法則」超活用法誰でもできる! 「睡眠の法則」超活用法感想
「起床から4時間後以内に光を見て、6時間後に目を閉じ、11時間後に姿勢を良くする」という大原則を元に、睡眠をどのようにとっていくとよいかを解説。
少し気をつけるだけで、睡眠の質ひいては昼間の生産性が大きく変わることを意識できる内容になっている。すぐに試してみたいことがたくさん。
著者が痩せすぎで不健康っぽいのが気になる・・。
『「自己覚醒法」と呼ばれる方法で、実際に頭の中で目覚める時間を唱えたときは、目覚める数分前に心拍数が上がり、体が目覚める準備をすることが明らかになっています。(P88)』
読了日:9月28日 著者:菅原洋平
死ぬまでお金に困らない財布を30代で手に入れる方法死ぬまでお金に困らない財布を30代で手に入れる方法感想
著者は、死ぬまでお金に困らない財布を手に入れるために、まずは、他の投資と違って自分がハンドルを取れる割合が高い不動産投資をおススメしている。不動産投資方法解説本。
不動産投資をやっている人&やろうと思っている人にはとても参考になると思われる。
『『稼ぎたかったら働くな!生涯お金に困らない資産をつくって〜』というタイトルだが、この資産とはあなた自身の「資産」である。どこに行っても何をしてもどんな状況からでも生き抜いていける力こそが最大の「資産」であることに異をはさむ人間はいないだろう。(P219)』
読了日:9月27日 著者:中島健一
非学歴エリート非学歴エリート感想
目標を決めてとにかく圧倒的な努力をせよ、という一昔前の勝間本流行時によく説かれていたとにかく努力せよ本。違うのは著者が一流大学を出ていないということと、自分のやり方が絶対正しいとは思っていない柔軟性があるところ。
本書を含め、他人の言葉に流される人になってはいけないとのこと。
本書から著者の幸福感が一切漂っていないのが非常に気になるが、ひとまずやる気が出る本。圧倒的な努力。
『仕事の面でも知識の面でも自分を鍛えつづけていれば、他人がどうかなどということは気にならなくなるものです。(P40)』
読了日:9月26日 著者:安井元康
数字マニアック: 1~200の数に秘められたおもしろトリビア数字マニアック: 1~200の数に秘められたおもしろトリビア感想
1〜200までそれぞれの数に関するあらゆる話題を集めた本。200に近づくにつれ、話題集めに苦労している感満載で、なぜ終点を200にしたんだろうと思ってしまったが、眺めていても全く飽きがこない。
『英語では4はその単語の文字数と同じ数値をもつただ1つの数である。(P20)』という単純なものから、難いものまでいろいろ揃っている。スポーツ関係が多めで、著者の色も出ている。
自分の誕生日絡みの数字だけのぞいてみるのもおもしろい。
読了日:9月25日 著者:DerrickNiederman
ビジネスゲームセオリー 経営戦略をゲーム理論で考えるビジネスゲームセオリー 経営戦略をゲーム理論で考える感想
経営戦略論というものがどのような学問かしらなかったけれど、問題なく読みすすめられた。
情報の非対称性としてレストランが取るべき戦略が取り上げられていたが、その話が非常に納得で、インターネットで評判がいい店に行くことはなくなりそう(笑)
読者対象をはっきりさせれば、もっとわかりやすいものに仕上がったと思う。
『ゲーム理論は、最近では生物学にも応用されるなど分析対象は多岐に渡るが、少なくとも企業行動に関するゲーム理論の分析対象は、経営戦略論が扱っているものとほぼ同じだ。(P291)』

読了日:9月24日 著者:御立尚資,柳川範之
すべては心理学で解決できるすべては心理学で解決できる感想
心理学絡みの実験は面白いものが多い。本書は、こういうことがあったけどどうする?→心理学のこういう実験があるよ→こうするのがいいねという形で構成されていて、読みやすく参考になる。楽しいことは細切れにするだったり、頭の中のカテゴリーを変える話だったり覚えておきたいことも多かった。ただ、『心理学の知識を日常に活かせば、自分やまわりの人たちを思いのままに動かせるのです。(P2)』は、本書を読む限りでは、いくらなんでも言い過ぎかなと。
読了日:9月23日 著者:フォルカー・キッツ,マヌエル・トゥッシュ
H.I.S.澤田秀雄の「稼ぐ観光」経営学 (イースト新書)H.I.S.澤田秀雄の「稼ぐ観光」経営学 (イースト新書)感想
創業以来巨額の赤字だった長崎「ハウステンボス」を旅行会社HIS会長澤田秀雄が建て直した過程を紹介というもの。
従業員の士気を下げないように、経費を削るということがいかに難しくそして、それだけが達成できればいいということがわかる。
『澤田が就任早々、目標に掲げたのが「売上高の二割アップと経費の二割削減」。「たいていの会社は売り上げが二割増えて経費が二割減れば、業績は改善する。厳密に二対二の比率でなくても、トータルで四割の経営の『良化』を達成すれば、どんなダメ会社でも黒字になる」と澤田は言う。(P74)』
読了日:9月22日 著者:木ノ内敏久
榊原英資の成熟戦略榊原英資の成熟戦略感想
人口も減少するし、今後はアメリカ以外の先進国は成長のない経済に移行していく、今の時点で成長が止まったとしても、すでに日本は豊かな国なんだから、成熟した国として未来を考えてみよう、ということ。
二十年も前に成長期が終わっている父親が、高校生と比較して「オレの背はなんで伸びないんだ」と焦っている様は滑稽だ、という例えがわかりやすい。
『日本政府にとって現在最も重要なのは、デフレ脱却や成長促進ではなく、所得の再分配をどうするかなのではないでしょうか。(P255)』
読了日:9月21日 著者:榊原英資
武器としてのデータ分析力──データ・サイエンティストの「未来を予測」する技術武器としてのデータ分析力──データ・サイエンティストの「未来を予測」する技術感想
データの基本形、呼び方といった基本的なものの説明と実際に分析をしていくミニストーリーで構成されている。
データ分析をするのに必要な、データを分析する能力、分析ツールを操作する能力、ビジネスを理解する能力の3能力を複数人で分担して社内にデータ分析のできるチームを作るというのはやってみたい。
『データ分析にとって最も重要なポイントが「業務知識とその関連知識」です。(略)その分野の業務知識・仕事の知識のない人が、データ分析などできるはずがありません。(P25)』
読了日:9月20日 著者:中西達夫,畠慎一郎
申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。感想
2、3名のコンサルタントとしか仕事を一緒にしたことはないが、まさにあるあるの連続で面白かった。
結局すべては「人」が大事ということ。
業績の向上にも上司&部下のコミュニケーションが欠かせない。
現場を忘れた会議が行われている企業は多いはず。業績が悪い理由は能力より、環境が大きいということを忘れそうになっている経営者&上司におススメ。
『業務オペレーション改善のポイントは、それぞれのオペレーションから人間の判断を取り除くことではなく、オペレーションを行う人間の判断力を向上させることにある(P133)』
読了日:9月19日 著者:カレン・フェラン
悪の出世学 ヒトラー・スターリン・毛沢東 (幻冬舎新書)悪の出世学 ヒトラー・スターリン・毛沢東 (幻冬舎新書)感想
スターリン、ヒトラー、毛沢東の三人の出世物語。
良くも悪くも現代にも通ずるものが多いように感じる。情報と弱みを掴めばうまくいけば組織内でのしあがれるかといったところ。
組織内でのし上がりたい人は一読の価値ありか。
『自分の能力を実際よりも過大評価させて出世するのもひとつの方法だが、その反対に、過小評価させることで出世したのがスターリンである。(P45)』
読了日:9月18日 著者:中川右介
ヒトラー演説 - 熱狂の真実 (中公新書)ヒトラー演説 - 熱狂の真実 (中公新書)感想
ヒトラー演説解説本。
ヒトラー好きには物足りないかもしれないが、演説が苦手で何とかしたいと思っている人にはきっと何かを与えてくれる本になっている。
ヒトラーのについてももっと知りたくなる。
『ヒトラーは、「大衆に理念を伝えられる煽動者は、つねに心理学者であらねばならない。心理学を心得ていれば、その煽動者は人間に疎く世間知らずの理論家よりも指導者にふさわしい」と述べている。(P72)』
読了日:9月17日 著者:高田博行
株で資産が3倍になる! 『会社四季報』の読み方・使い方 (別冊宝島)株で資産が3倍になる! 『会社四季報』の読み方・使い方 (別冊宝島)感想
資産3倍になるかどうかは別にして、タイトル通り、四季報の読み方&使い方を本当に基本的なところから紹介している。
各専門家へのインタビューも、初歩的な質問がなされていて、初心者にありがたい一冊。
『大企業の会社名に「納入先」「部品」「受注」といったキーワードを組み合わせて検索すれば、関連企業がわかります。(P53)』
読了日:9月16日 著者:
「自由」はいかに可能か―社会構想のための哲学 (NHKブックス No.1218)「自由」はいかに可能か―社会構想のための哲学 (NHKブックス No.1218)感想
自由とは何か?どうすれば自由に生きられるのか?を真正面から考えてみようという本。
自由は人間にとっての最上の価値であると言い切る著者が魅力的。自由を感じるには、欲望を下げるか、能力をあげるか、欲望を変えるか。
『さらにいい換えるなら、「我欲する」と「我なしうる」とが、一致している、一致しうると感じられること、これが「自由」の本質である。(P157)』
読了日:9月15日 著者:苫野一徳
スタバ株は1月に買え!: 10万円で始めるイベント投資入門スタバ株は1月に買え!: 10万円で始めるイベント投資入門感想
イベント投資紹介本。株主優待銘柄を権利付最終日の前に売却する手順が中心。
個人投資家としての心得として少数派になることを説いている著者としては当然、本書の手順をまるっとおススメしているわけではなく、自分で考えてやってくださいといういい意味での突き放し感が漂っていて素敵。
『プロは新幹線、こっちは人間。まともにぶつかったら負ける。
これは株式市場の鉄則です。(P158)』
読了日:9月14日 著者:夕凪
成功のための未来予報成功のための未来予報感想
高校生向けに行われた講演をもとにした書籍。
お金がなくなる、会社がなくなる、学校がなくなるなど、”7つの予報”を参考に、今から自分は何をしていくかを真剣に考えることを説いている。
『傍から見れば、そこから逃げ出せたら、自由に生きられると思います。
けれども、それをあえてしないのは、そこに留まるのが居心地がいいからです。考えなくてすむからです。まわりも、そこにいるからです。とりあえず生きていけるからです。
でも、そこに檻はないんです。柵もないんです。(P161)』
読了日:9月13日 著者:神田昌典
人生という教室 プライオリティ・リストが教えてくれたこと人生という教室 プライオリティ・リストが教えてくれたこと感想
末期がんで余命告知を受けた高校教師の著者はフェイスブックで連絡をとり、かつての教え子たちを訪ねていく。
なんとなくのいい話の雰囲気のままおわってしまっている印象。読者を意識するなら妻との関係、生徒との関係、告知時などテーマを絞らないと響かない。
とはいえ、逆に全てが薄いがゆえに、死を前にしたリアルを感じ、命について真剣に考えさせられはする。
『あとどのくらい「生きられるか」というよりどのくらい「生きられないのか」を誰かに告げられると、自分の優先事項は一変するものだとすぐに理解した。(P97)』
読了日:9月12日 著者:ダヴィード・メナシェ
ロボットの悲しみ コミュニケーションをめぐる人とロボットの生態学ロボットの悲しみ コミュニケーションをめぐる人とロボットの生態学感想
人とロボットのあいだでのやりとりはコミュニケーションと言えるのか?
公園でペットロボットに話しかける高齢者を目にして「これでいいのだろうか・・・」と漠然としたものを感じたという著者プロローグからはじまり、さまざまな実験を紹介しながら現在と将来のロボットのポジションについて著されている本。
「弱いロボット」「ケアしてあげるロボット」の話が興味深く、ロボットの悲しみを感じた。
『むしろ「手のかかるロボットだなぁ・・・」と思いつつも、このロボットと一緒に部屋をきれいにすることを楽しんでいる。(P10)』
読了日:9月11日 著者:
「1秒!」で財務諸表を読む方法〔経済ニュース編〕: 仕事に使える「数字力」が身につく本「1秒!」で財務諸表を読む方法〔経済ニュース編〕: 仕事に使える「数字力」が身につく本感想
近年経済ニュースに取り上げられた企業を財務諸表を通して分析してみようという本。
東京電力の分析がおもしろい。
「1秒!」で財務諸表を読む方法というタイトルからどんどん乖離していっている印象も分析手順が見えて参考になる。
『東京オリンピックの経済効果は本当に大きいのか!?
私は、心情的には高揚感はかなりありますが、多くの人が期待するほどの経済効果はないのではないか、と考えています。(P90)』
読了日:9月10日 著者:小宮一慶
スタッキング可能スタッキング可能感想
匿名の登場人物、みんな自分の思いがあるようで、それは他の自分もそう思っていて。と、「わたし」なんてどこにでもいるという。交換可能だらけな世の中、人も会社も・・、そんな感じ。
読みやすい言葉が選択されていて、さらっと読めてしまうのに、読後に残るものがあるし、どことなく哀しくもなる。著者のほかの作品を猛烈に読んでみたくなる作家。
『この世界で、この会社の中で、A山は勇者だった。首からさげているIDカードも、A山が選ばれし者である証だった。だって、ほら、これがないと扉が開かないんだぜ。(P59)』
読了日:9月9日 著者:松田青子
腹筋を割る技術 (幻冬舎新書 よ 4-1)腹筋を割る技術 (幻冬舎新書 よ 4-1)感想
1日6食に分食、体重より体脂肪重視を唱える著者による腹筋を割る手順。
体重はともかく、体脂肪12%を維持するには大いに食事に気を配らないといけないということを再確認させてくれる。
「ご飯少なめで!」ということを習慣化できる自信がない・・。
とはいえ、筋トレはいいことだらけとのことで、ひとまず筋トレは続けていこうかな。
『腹筋を割るなら糖質は控える(P144)』『ランチの丼ものや定食を完食するのはドカ食いの範疇と肝に銘じてほしい。肉や野菜のおかずは食べても、ライスは半分残すことだ。(P147)』
読了日:9月8日 著者:吉田輝幸
ビジネス基礎体力が身につく 決算書を読む技術ビジネス基礎体力が身につく 決算書を読む技術感想
とてつもなくわかりやすい。内容は超基本的なことで、ある程度知っている人にはあまり意味がないものではある。
が、決算書を深く学ぶ必要はないけれど、ビジネスの共通言語であるといわれる会計の超基礎を学びたい人にはうってつけの良書になっている。
『そもそも「決算書を読む技術」とは、スポーツに例えるならば「基礎体力」のようなものです。(P4)』
読了日:9月7日 著者:川口宏之
5日間で「自分の考え」をつくる本5日間で「自分の考え」をつくる本感想
ブログやSNSなどに書評を書く→対象に接したら比較するなど思考習慣をつける→テレビラジオなどで言葉のセンスを鍛えるなど習慣を変え→大量の読書をし→意思決定をする、という5日間トレーニング。
「ベストセラー」は話のネタとして最適、といったようなやたら本を持ち上げる視点は気になるが、とにかく続けてやってみようと思わせられる。
『ラジオを聴くということは、やや大げさにいえば言葉のセンスの洗礼を受けることでもある。友人どうしの会話ではあり得ないハイレベルの言葉のやりとりが、そこにはある。(P102)』
読了日:9月6日 著者:齋藤孝
禅脳思考禅脳思考感想
『外界からの刺激により誘発されて、認知脳のように行動のために思考するのではなく、”ただ思考する”ことで心を整える―。これが、禅脳思考です。(P44)』
ということらしい。
ポジティブ思考には限界がある、結局外界に自分の心が影響を受けてしまうから。そうではなくて、起こっている出来事&感情をそのまま意識すべしということのようなのだが、
禅脳思考というものの価値がなんやよくわからなかった。
おそらく自分が何も考えず普段生活しているからだけど、日常で心が揺らいだり、とらわれたりすることってない気がするんだよなあ。
読了日:9月5日 著者:辻秀一
一度は行きたい 日本の美城一度は行きたい 日本の美城感想
55城を紹介している。
行ったことがある城も、ベストスポットから腕のある人が撮った写真をみると行ったことがないように感じる不思議。
みどころ&撮影スポットの表記もあり、旅のお供によさそう。スマホで見るより旅っぽいし(笑)
今度の18切符発売期間に城めぐりしようかなと。
『現在残る天守は12城のみ。「現存12天守」と呼ばれ、すべてが国宝か重要文化財に指定されている。(P8)』
読了日:9月4日 著者:
労組出身社労士が初めて明かす 伸びる会社の黄金サイクル労組出身社労士が初めて明かす 伸びる会社の黄金サイクル感想
業績をあげ、安定させるには、社員満足度の向上が必要という最近よく見る主張。結局は経営者が現場の意見を吸い上げる仕組みが必要ということで、だいたいの結論はコミュニケーションをとるべし!ということに収束する。
それはわかってるけど、どうやって?というところが大事なのにそこが薄い。
著者の経歴にかなり魅力を感じたので、普通にこれまでの社会人人生を著しながら本主張をしたら他にない書籍になったと思う。
『レクリエーションも、うまく取り入れていけば、「黄金サイクル」に乗せるひとつの手段となり得るのです。(P144)』
読了日:9月3日 著者:工藤一樹
定時帰宅。~「働きやすさ」を自分でつくる仕事術~定時帰宅。~「働きやすさ」を自分でつくる仕事術~感想
脱社畜ブログ管理人による仕事ができるように見える人を目指そうという本。
3冊目ということで内容に新鮮味はないが、「仕事はできる」が会社への「帰属意識は低い」キャラを確立し、他人からどう見えるかを意識して働くべしということ。
仕事ができるように見せるには、締切よりたまに早く仕事を終え、机の上をきれいにするなど。
『「つらい」=「成長する」と考えてしまうのはいくらなんでも安直すぎます。(P162)』
読了日:9月2日 著者:日野瑛太郎
大人はどうして働くの? (日経Kids+)大人はどうして働くの? (日経Kids+)感想
天野篤、有川浩、池上彰氏等7人の識者による「働くこと」についての話。
子どもに向けて「周りの人たちに恩返しするため」「誰かのために」といった、そんなこと子どもに考えてほしくないなと思うもの、「みんなが働かないと経済がまわらない」という現実的なものが並ぶ中、最後に登場の三浦しをんの『大人になったら働くのが当たり前って思っていない?(P119)』という働かなくたってなんとかなる、でも働いて自由にできる金があるとおもしろいよ、という話が響いた。こういう大人が多くなるといい社会になりそうだな。
読了日:9月1日 著者:宮本恵理子

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