絶対と言う奴を信じるな。
金融機関が薦める商品を買うな。
雑誌で紹介されている銘柄を買うな。

投資方法絡みの書籍を読んでいたらよく出てくる話題トップ10には入る言葉だろう。
全部当然といえば当然だ。
絶対なんてあり得ないし、金融機関は手数料で稼いでいるし、多くの人が知った情報にたいした意味はない。
どれも少し考えればわかることだけれど、ある意味無知な人を相手にした商売で、仕方のないことかもしれない。

そして、個人的に最もよく見るのが、
少数派になれ!というものだ。
専門家が強気の人がいなくなったら買いで、弱気の人がいなくなったら売りという意味で、
「人の行く、裏に道あり花の山」なんていう格言もある。
とにかく人と同じことをしていては儲けられないよということだ。

最近、2020年に向けて大チャンスだ、投資チャンスだ、という書籍が出版されにされている。
その中には、少数派になれ!と主張していた専門家もいるはずだ。

まあ、ここまで政府が株高にもっていこうとしていれば当然のような気もしてしまうが、ちょっと待てよというのが、少数派を行くということなんだろう。
そう思いながらも手に取ってしまう、大チャンスだよ本。

つーわけで『株は再び急騰、国債は暴落へ』を読んだ。
株は再び急騰、国債は暴落へ株は再び急騰、国債は暴落へ
朝倉 慶

幻冬舎 2014-07-24
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来るべきインフレに備えて投資を行うべき・・・という本。



kabushikitoushi

著者は?

経済アナリスト。(株)アセットマネジメントあさくら代表取締役社長。1954年、埼玉県生まれ。77年、明治大学政治経済学部卒業後、証券会社に勤務するも3年で独立。顧客向けに発行するレポートで行った、この数年の経済予測がことごとく的中する。船井幸雄氏が著書のなかで「経済予測の超プロ。K氏」として紹介し、一躍注目される。
著書に『2014年インフレに向かう世界』『もうこれは世界大恐慌』『大恐慌入門』『裏読み日本経済』(以上、徳間書店)、『2013年、株式投資に答えがある』(ビジネス社)、『2011年本当の危機が始まる!』(ダイヤモンド社)などがある。(本書著者略歴より)

公式サイト
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恐慌、インフレが来るというての書籍を多く出している経済アナリストのようです。極端なタイトルにすると、内容の部分に目が向けられず、恐慌が起こったか否か、超インフレが起こったか否かのみで話しをされるのはちょっと可哀想かなという印象も、自分がつけているか出版社がつけているかは知りませんが、そういうことがわかった上での過激なタイトルなので、自分の主張に対する絶対の自信を感じます。
ちなみに『2012年、日本経済は大崩壊する!』という本も出版されていて、本書と同じ幻冬舎の書籍なのですが、なぜか本書の著者紹介で紹介されていないという・・、大崩壊したかどうかは知りませんが、タイトルを過激にすると後々紹介するときに気を使うんでしょうね。

まとめ

本書の柱は

国をあげてインフレに持っていこうとしている!投資をすべし!

というものです。これを読んで、投資をするかどうかは個々人の考え方次第かと思いますが、NISA押しの政府を見ても、現政府がインフレに持っていこうとしているようですので、この手のチャンス本をちょっと読んでみてもいいかもしれません。
いずれ日本人が本当のインフレの到来に気づき、資産の目減りを恐れて我先にと株買いに走るときが来ると思いますが、現在は外国人投資家頼み一辺倒です。
根本的に理解しなくてはならないことは、日本国はデフレからインフレへと大きく舵を切ったということです。(P41)
それでは、そのような一大事が起こったときに資産をどのように守るべきか、さらにその変化を利用して、いかに劇的に資産を殖やすべきか?
話は極めて単純で、来るべきインフレに備えた投資を行うべき、ということにつきます。それも普通のインフレではなく、激しいインフレになりますから、それに対応できる準備をしておかなければなりません。
元々、1000兆円という日本の借金がまともに返せると思うことがおかしいのであって、極めて普通に日本の財政的な将来を予想して、それに対応すればいいだけの話です。悲観することはありません。そのときを乗り切れば、まさに時代の勝者となれるのです。(P236)
この手のハイパーインフレ起こるよ本でよく書かれている話ではありますが、アベノミクスと併せてそろそろ本当に・・・なんて思ってみたり。
国債暴落時に日本株が上がるのだろうか、というところの説明がちょっといくらなんでも不十分すぎるだろ、という気はしましたが、これから急騰の銘柄も紹介されていました。基本的にはアベノミクス相場の最初に上げた銘柄が推奨されています。
若干説得力のない部分もあったように思いましたが、経済に目を向けるきっかけには十分になる魅力溢れる本です。
上記以外では、中国の人口減からの没落話とロシア国債がジャンク債になっている話、ユーロもいいけど問題が多いので、通貨への投資ははドル一本などの話が載っています。

あまり経済に興味ないなあという人におススメです。


何故この本を紹介したかというと、もちろん面白かったというのもあるのですが、
お詫びと訂正としてこんな用紙がついていたからです。
『お詫びと訂正
9頁、45頁の見出し
(誤)GPIFが国債を売って株を購入し始めれば、間違いなく株は上がる!

(正)GPIFも国債を売って株を購入し始める
※最初の見出しは著者とは一切関係がありません。』
当たろうがどうだろうが、はっきりと多くのことをバシッという著者も、『間違いなく』っていう言葉は許せなかったんだというこの事実。
なんか投資を語る人としての誠実さを感じたのでした。
株は再び急騰、国債は暴落へ
株は再び急騰、国債は暴落へ朝倉 慶

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本書より

そして今回の相場を考えた場合、1980年代後半のバブル時のスケールを、一回り大きくした相場になると考えています。というのも、当時は円高によって国内に資金が大量に滞留し、それが投資に向かったわけですが、今回は逆に常軌を逸した金融緩和によって円の価値を減価させ、円安にして無理やりインフレを起こそうとしているからです。(P238)