超乱読！

対談相手

ハマ・オカモト

エリイ

博多大吉

水原希子

椎名林檎

楳図かずお

江口寿史

染谷将太・太賀

村上虹郎

美保純

ピエール瀧

臼田あさ美

笑福亭鶴瓶

おすすめはハマ・オカモトと美保純

そもそも臼田あさ美目的で本書を購入したので、臼田あさ美、そして結婚までのエピソードが超かっこいい笑福亭鶴瓶もおすすめですが、個人的によかったのがハマ・オカモト、美保純との対談です。
ハマ・オカモトとの対談では、二階堂ふみの
『もちろんいいと思う人はいるけど、私が同世代の役者さんで尊敬できるのは、染谷将太くんと太賀くんくらい。そんな中、OKAMOTO'Sは初めての他のジャンルの人でそう思えたんです。』
『飲んで羽目をはずしてる人を見ると、死ねばいいのにって思います。』
という少し過激な発言が興味深いです。本書の最初の対談がこの対談なのですが、これを読んで全部を読んでみようかなとなりました。
美保純との対談では、女優の先輩としての美保純の話がよかったです。30歳頃までは大人に反発していたけど、カミュの『ペスト』を読んで自分をぶち壊す衝撃があって考え方が変わったっていうのも意外でしたし。

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まとめ

帯に『女優・二階堂ふみが十九歳から二十歳の間に出会った、魅力的な大人たち。』とある通り、二階堂ふみの妹っぷりというか大人への甘え上手さが前面に見える作りになっています。実際ほぼ年上の人との対談で、世間がどう思っているのかはわかりませんが、自分は二階堂ふみにクールで年上？そんなの気にするか！っていうタイプの人だと思っていたので、甘え上手な二階堂ふみを見てイメージ一変しました。

二階堂ふみと対談相手が一緒に写っているいる写真→対談→写真→対談後の二階堂ふみの感想という構成になっていて、2人の写真がとても素敵で、対談本でありながら写真も大いに楽しめる本になっています。

二階堂ふみってなんか生意気そうだなーと思っている人におススメです。

アダルト 上 二階堂ふみがきいた大人の話
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本書より

ハマ・オカモト
俺は10代の頃、「焼き肉なのにご飯を頼まない人」と「回転寿司をめちゃくちゃ食べない人」が大人だなと思ってたけど、いまだに焼き肉で子供サイズのご飯頼んじゃうから。そこが悩みなんだよね。(P23)

椎名林檎
こちらの商売で言うと、残念ながら音楽の泉は小さい頃に用意されていて、そこで吸収するしかない。その後、どんなに技術を学べたとしても、音楽を聴いてビッグバンが起きてしまうような感受性はそれ以上には育めない。ふみちゃんもそういうセンスみたいなものが、既に完成されている方じゃないですか。それは反対に捨てたくても捨てようがない財産であり、反対にこれから変えようと思っても難しいものなんだと思います。(P70)

美保純
でも仕事に入ったら、監督と共演者のことしか考えない。たまにいるじゃない、楽屋で家族の写真を見せる人。そういう人っていい芝居しないじゃん。(P137)